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再生毛(自毛)について

当店では主に抗がん剤治療をされて髪が脱毛される方が多くご来店されます。
そして抗がん剤治療が終われば髪が生えてくるわけですが、その髪(再生毛)はとても特徴的です。
そして今後どのように伸びていくのか、どんな対処ができるのかなどご説明致します。

再生毛(自毛)の特徴

くせ毛になる
8割~9割の方がくせ毛になります。もともとくせ毛の方は更にくせが強くなり、ストレートの方でもくせ毛になります。
原因は抗がん剤治療等の影響で頭皮が不安定な状態になり、毛穴の方向がずれたり、形がゆがむことによって起こると言われてます。
ずっとくせの強いままではなく、大体の方は半年から1年くらいで徐々にくせが弱まっていきます。
ただ、一度くせが強く生えてきた部分に関しては、カットするかストレートパーマをかけない限り、ずっとくせの強いままの状態が続きます。
部分的に髪が伸びづらくなる
前髪やトップ、つむじあたりの毛が伸びづらく、襟足やサイドの毛が伸びやすくなります。これはホルモン剤等による影響が主な原因とされています。
おそらくほとんどの方がある程度までは髪を伸ばしたいと思いますが、どんなスタイルにしてもトップや前髪が早く伸びてほしいところですが、 逆に襟足やサイドの毛ばかりが伸びてきます。また人によりますが、トップとそれ以外の毛量もだいぶ違ったりします。
髪が細くなる
髪が細くなることが多いです。これは抜けた毛というのは切った毛と違ってすべて先細の状態で生えてきますので、その分全体の量感は少なくなると思います。
また以前よりも髪が細く柔らかくなったというお客様も割といらっしゃいます。
白髪が増える
白髪が増えることがあります。また白髪と黒髪では白髪の方が先に伸びてくる傾向があります。なので白髪が余計に目立つこともあります。
また脱毛前に白髪染めやカラーをされてた場合、自毛がどれくらい白髪があるかわからない場合が多いので、改めて素の自毛が白髪が多く感じてしまう事もあるかと思います。

ウィッグ卒業の時期

大体の方は自毛を伸ばしながら、どこかでウィッグを外そうと考えてると思われますが、どの時期が正しいということはありません。
ベリーショートで外す方もいれば、セミロングくらいに伸ばして外される方もいらっしゃいます。その方の感覚で、「そろそろウィッグ卒業したいな・外そうかな」と思った時がそのタイミングだと言えます。

ただ今後どのように伸びていくのか。初めて特に初めて経験される方だと分からないし不安だと思います。
だいたい上記の特徴のようになることが多いですが、個人差も程度もまちまちです。前髪やトップが伸びづらくチリチリのくせ毛になるなど、 正直バランスがいいとは言えない状態です。このような状態で本当に自毛デビューできるのかと思われると思います。
しかし、ご安心ください。少し手を加えれば、バランスが変わって良くなります。

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